2021.01.28
「ヒゲ脱毛後にブツブツ…これって毛嚢炎?ニキビ?」医療レーザー脱毛のリスクと毛嚢炎
3,688 ビュー views20代前半
医療レーザー脱毛後に白いブツブツ…これ毛嚢炎?
20代後半
毛嚢炎を治すにはどうしたら良い?
30代前半
毛嚢炎にならない脱毛方法はないの?
医療レーザー脱毛後にニキビのような白い出来物ができた経験はありませんか?
それは「毛嚢炎(もうのうえん)」の可能性が高いです。
毛嚢炎は、レーザーにより肌のバリア機能が失われ、毛穴の奥に細菌が入ることで出来る皮膚の出来物。
しかし、出来てしまったからと言って「もう脱毛はやめた方が良い」と諦めてはいけません。
ここでは、毛嚢炎の原因解明・治し方・予防策を解説します!
毛嚢炎としっかり向き合いながら、改めてヒゲ脱毛の計画を立てましょう。
・毛嚢炎の原因解明
・毛嚢炎の治し方を知る
・毛嚢炎の予防策を知る
・改めて脱毛計画を立てる
目次
ヒゲ脱毛後にコレがあったら“毛嚢炎”
あなたがお悩みの“白いブツブツ”。
果たして毛嚢炎なのか?ニキビなのか?判断に迷うことでしょう。
お医者さんに行く前に、まずはセルフチェックをしてみましょう。
毛嚢炎セルフチェックリスト
□ 3日〜前日までに医療レーザー脱毛を受けた
□ 脱毛当日に入浴や運動で汗をかいた
□ 脱毛翌日にヒゲ剃りをした
□ ニキビができたことがない部位にも出来ている
□ 膿の周りは赤く腫れている
□ 中央は白く小さい
□ ニキビのような激しい痛みはない
以上の項目から、3つ以上当てはまったら毛嚢炎の可能性が高いです。
※ちなみに、出来てから1週間以上経っている方で「体が不調だ」と感じる方も要注意。毛嚢炎はニキビとは違って治りにくく、体調不良をきたすこともあるんですよ。
【ヒゲ脱毛後の毛嚢炎】症状と原因
毛嚢炎とは、毛根を包む「毛包(もうほう)」にブドウ球菌が入り込むことで出来る炎症です。
ブドウ球菌とは
皮膚に存在する常在細菌で、正しくは「表皮ブドウ球菌」と呼ばれます。皮膚の汗や・皮脂を餌に脂肪酸やグリセリンを作りだし、肌のバリア機能を高める役割を担っています。
ブドウ球菌は本来鼻の中などに存在し、あらゆる外敵から守ってくれる大切な細菌でもあります。
しかし増殖しすぎると厄介モノ。増えすぎると毛穴に溜まり、ブツブツと出来物を発症させてしまうのです。
刺激の強いレーザーにより肌の免疫が低下し、常在菌が減ることでブドウ球菌に対抗できなくなり、結果的に炎症を起こしてしまうわけですね。
医療レーザーは脱毛効果が高いといえど、その分肌へのリスクも高いのです。
リスクが高い行為だからこそ「医療機関でしか扱えない」というのも分かりますね。
ヒゲ脱毛後〜毛嚢炎になるまで
毛嚢炎になるまでの過程は基本的に決まっています。
・レーザー照射により毛穴がダメージを受ける
・ダメージとともに毛穴の免疫力が低下
・ブドウ球菌が入り込み溜まる
・溜まったブドウ球菌が膿になる
これが一連の流れです。
早い人だと医療レーザー脱毛の翌日に発症することがあります。
毛嚢炎の原因
毛嚢炎が発症する要因は、普段の生活の中にたくさん潜んでいます。
「入浴」「スポーツ」「顔をこする」「うつぶせでうたた寝をする」
普段何気なくしている行動が、実は毛嚢炎を悪化させることに繋がります。
これらの行動は、微量ですが肌にバイ菌を付着させています。それがブドウ球菌の肥やしとなり、毛嚢炎を悪化させるのです。
ヒゲ脱毛直後は、以下のことに注意して生活を改善しましょう。
注意喚起
◎ヒゲ脱毛当日は入浴を避け、シャワーにする
◎ヒゲ脱毛後1週間程度は激しい運動はしない
◎毎日の洗顔は肌をこすらないよう泡で行う
◎就寝中は仰向けで、布団をかぶらない
【ヒゲ脱毛後の毛嚢炎】治すには
気をつけていても、毛嚢炎になってしまうことは十分にあります。
敏感肌の方は特に、外気に触れただけでも炎症を起こす可能性だって大いにあるんですよ◎
ここでは、万が一毛嚢炎になってしまった場合の解決法をご紹介します。
まずは医師に相談
当たり前ですが、真っ先にすべきことは「お医者さんに相談」することです。
ここでポイントなのが、「どこの病院に相談するか」です。
脱毛に通っている美容クリニックでももちろん良いのですが、おすすめは一般皮膚科。
美容クリニックだと、医療レーザー脱毛を続ける方向で提案しているので、「続けるべきか・やめるべきか」をフラットに判断できる一般皮膚科の方が無難です。
状況に応じては、医療レーザー脱毛よりリスクの少ない光脱毛に変えることも検討した方が良いので、そういう場合にフラットな判断ができる環境の方が安全ですね。
自宅でも徹底ケア
お医者さんに行ったら、大抵はお薬を処方されます。
塗り薬だったり飲み薬だったり様々ですが、服薬以外にもやるべきことがあります。
それは「自宅でのケア」!
でも難しく考えることはありません◎ケアのルールはたった3つ。
①洗顔
毛嚢炎は毛穴に細菌が溜まることで発症するので、毎朝・晩欠かさず洗顔しましょう。なお、洗顔後は清潔なタオルで拭きましょう。間違っても「朝使ったタオルを夜も使う」なんてことはしないように◎
②保湿
乾燥することで、バイ菌の大好物「皮脂」が増殖。ブドウ球菌ももちろん繁殖しやすくなります。洗顔したらすぐに化粧水・乳液をつけて肌の乾燥を防ぎましょう。
③薬はこまめに塗る
飲み薬は服薬の時間が決まっているものの、塗り薬はこまめに塗るべき。その際、手を石鹸で洗ってから塗るようにしましょう◎トイレの後など「手を洗ったら必ず塗る」など習慣づけておくと良いです。
これらをルーチンにすれば、治癒は早まります。
早く治して、またヒゲ脱毛を再開できるよう努めましょう!
【ヒゲ脱毛後の毛嚢炎】防ぐには
「毛嚢炎が治ったら、いざヒゲ脱毛再出発…!」
いえいえ、ちょっとお待ちください。無計画に再スタートしてしまうと、また毛嚢炎を再発してしまいかねません。
毛嚢炎を防ぐためには、前述の【自宅でのケア】はもちろん継続していただくことはもちろん、脱毛方法を変えることをおすすめします。
なお、安全性をとるなら、断然「光脱毛」です!
ここでは光脱毛についてのご説明と、おすすめの脱毛サロンをご紹介しますね。
光脱毛で肌トラブル回避
医療レーザー脱毛の光が「毛根を破壊する」行為に対し、光脱毛は「毛の成長を止め、徐々に弱らせていく」行為。
そのため肌への刺激が低く、毛嚢炎のリスクも大幅に減るのです。
また、医療レーザー脱毛が「医療行為」なのに対し、光脱毛は「エステ行為」です。
元々は美容目的として開発された脱毛方法なので、リスクどころか「美白・毛穴の引き締め」など美肌効果も期待できるんですよ!
まとめ
以上、毛嚢炎の原因解明・治し方・予防策のご紹介でした!
改めてお伝えしますが、毛嚢炎を防ぎながらヒゲ脱毛をするには「正しいケア」と「脱毛方法の見直し」が重要です。
せっかくヒゲ脱毛をしても、毛嚢炎で肌が汚くなってしまったら本末転倒です。
毛嚢炎を正しく理解するとともに、今一度「本当に自分にあった脱毛方法だったのか」を振り返って考えてみてください。
しっかり予防しても、脱毛方法が合っていなければまた同じことの繰り返しですから、これを機に光脱毛に変えてみましょう。
まとめ
- 毛嚢炎とニキビは違う
- 毛嚢炎はブドウ球菌の過剰発生が原因
- 毛嚢炎になったらまず皮膚科に相談
- 毛嚢炎は毎日のケアで治せる&防げる
- 毛嚢炎を避けるには光脱毛がおすすめ
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